ティールとmanagement3.0が老舗企業に浸透しない理由
ティール組織やmanagement3.0は良いと思う。
https://shuchi.php.co.jp/the21/detail/6479
僕はmanagement3.0のファシリテーターでもあるし。
けど、既存の歴史ある組織にはティールどころかグリーンにするのも不可能なんじゃないかな。
歴史のある組織ではヒエラルキーの上層は大体50代後半で、例えばあと3年で定年の人が自分の立場を捨てて会社を変えられるか?
僕なら逃げ切りたいとおもっちゃうもんな。
定年が70歳になっても同じだと思う。
一度得た既得権益や立場やプライドと、これまで常識だった企業人としての考え方は変えられないんじゃないかなぁ。
実際、僕も柔軟ではなくなってきている気がするし。
ヒエラルキーな組織でかつサラリーマンという意識を持つ人が大半である以上、上司の顔を見て仕事をするのは仕方ないし、軍隊組織としては上司の指示に従うのが良い。
けど、有事でないのにそのスタイルは、当たり前のように人の自由と幸せを奪うと思われる。
なので、ティールやmanagement3.0が注目されるのだと思う。
リンスタやデザイン思考みたいな比較的プロセスや工学よりのアプローチは理論もビジネスとの関係も分かりやすく、受け入れられやすい。
しかし、ティールとかmanagement3.0みたいな成果が分かりづらいものは、トップには感覚的に受け入れられても、成果を求められる中間層には受け入れられづらいよなぁ。
その中でも会社を変えようと頑張る事と、そんな面倒な事はやめて既にティールな組織でやりたい事をやるのはどちらが良いのか。
断然後者な気がするなぁ。