Agile Japan 2018
こんにちは。
せっかく参加したので備忘録としてレポートを残しておきます。
Agile Japan 2018 ~Why Agile ~ 2018/07/19
総括:
参加者550名以上。初参加者400名以上とのこと。
発表者は、事例紹介以外あまり変わらない印象。
大企業への導入事例やチームビルディング、ファシリテーション(人系)の内容が多かったような。
それだけエンタープライズでの採用が進んでいるのかと感じる。
基調講演は2つ。モブプロの生みの親であるWoodyさんと、 日本交通/Japan Taxiの川鍋さん。
どちらも面白かった。
ここにはWoodyさんの話を詳細に書き留めておきます。
基調講演のWoodyさんのモブプロのはなし
Woody Zuill氏はモブプロを通して最適な仕事の進め方について話された。
モブプロのメリットは心理的安全もさることながら、個人、チーム、リーンな仕事の進め方の各フローを最適にすること。
例えば、開発中に自分たちでは決定できない事が起きた場合は待ち状態が発生する。
その間は、他の作業を進める。
一見効率的(稼働率が高く)に見えるが、このラウンドロビンは在庫を増やしてしまう。
つまり、大きな手戻りになる可能性があり、リーンではない。
モブプロはこのような無駄をなくしている。
全員が一つの事に集中し、やりきることで、チームメンバの脳内CIができている状態をつくっている。
とのこと。
モブが最適などうかはおいといて、自工程完結の話なんだろうなぁと思った。
(ちなみに、翌日のエンタープライズ・アジャイル勉強会で原田騎郎氏もおっしゃっていた)
Woodyさんの講演で特に印象的だったのは
「モブプロでどれぐらい生産性が上がったのかとよく聞かれるが、
生産性とは何か?重要か?
あなたが言っている生産性はINに対するOUTの量であり、
正しいやり方で正しいOUTを 出しているかは分からない。
生産性よりも効果的な仕事を阻害する要因が取り除かれたという
効果の方が重要だと思う。
モブプロでは、最適な仕事を阻害する要因をすべて取り除く
効果があることが示されている。」
ということ。
まったくおっしゃる通り。
生産性おじさんに聞かせてあげたい。
無駄なものを短時間でたくさん作る無駄に気付かないとね。
所感:
物凄く共感する。
これまでのプロセス品質でモノゴトを評価しようとする考え方が、
日本の老舗大企業がソフトウェア中心にシフトするのが難しい 原因の1つかと思う。
ところで、Woodyさんの英語はものすごく難しく聞こえた。
まだまだ英語力が足りない!
PUBGのVCで頑張らねば!
最後に:
最後のセッションで木下さん、川端さん、前川さん、細谷さんの公開ディスカッションがあった。
みんなに共通していたのが、XPが基点であることと、アジャイルを前面にだしていないことだった。
共感するとともに、やっぱり僕があまり得意じゃないのは「アジャイル、アジャイルっていう人」だったんだなぁと再認識しました。
また、IBMの松永さんの講演の中で、
「DX時代においてアジャイルは必須。
これからは技術力がモノをいう時代になる」
とお話しされていました。
これもまた激しく共感。
不確定な技術、探索する顧客/市場価値。
このような状況では変化に対応し、タイムリーに価値提供できることが競争力になる。
この翌日と翌々日は、今年から実行委員をさせて頂いているエンタープライズ・アジャイル勉強会に出席。
初日にはWoodyさんもこられたし、2日間で色んな人と色んなことを議論できた。
これはまた別な投稿で記録します。
書きなぐりですいません。
バイナラ
ラナイバ